野生シカが消費者に届くまで
日本では、捕獲と一次処理(内臓摘出、頭部と四肢切断、はく皮)の部分は、法律で定められていないため、独自の衛生処理マニュアルやガイドラインが作成されています。
『営業上使用するエゾシカはと殺・解体を行う場合は、食肉処理業の許可を受けた施設及び仕入れる場合は食肉処理業の許可を受けた施設で処理されたものを仕入れなければならない』となっており、流通する場合についても、必ず食肉処理業の許可を受けた施設からの仕入れが必須となっています。
また、野生鳥獣は家畜と異なり飼料や健康状態等の衛生管理がなされていないことから、安全に喫食するためには中心部の温度が75℃で1分間以上またはこれと同等以上の効力を有する方法により十分に加熱することが必須です。
厚生労働省「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」
北海道環境生活部環境局「エゾシカ衛生処理マニュアル(改定版)」
より
当社では、より良い製品を提供するために、工場までの搬入時間を90分以内とし、解体作業は30分以内に作業を終わらせ、冷蔵いたします。
「十分な放血」と「枝肉の速やかな冷却」は、おいしい肉を提供するためには必須です。