日本の最東端で、朝日を一番最初に見る事の出来るところとして有名な納沙布岬(のさっぷみさき)のある根室ですが、夏・春国岱(しゅんくにたい)に落ちゆく夕日もまた素晴らしい景色で地元人のおすすめのスポットです。 四方を海に囲まれ、山もなく、春から夏にかけて深いガス(霧)が発生し、そのミネラルをたっぷり含んだ牧草を乳牛(ホルスタイン)がのんびりと食べている、酪農地帯でもあります。
夏場でも半そでが必要なのはほんの数日という位、気温の低い所です。
約2万4千人の人口のうち6割が水産関係者で占められており、「銭湯」に人が集まると、よく独特のイントネーション(浜言葉)での会話を耳にします。「んだよな。」「したっけ」「だべ」「時化(しけ)がひどくて…」など、寒いところではありますが、気さくで、人がいい(親切)のが、まさに根室人です。
また根室は、花咲ガニやサンマなどの海産物が有名なところでもあり、サンマの水揚げは日本一を誇ります。
水産加工場では最近ベトナム人の労働力も多く国際色が豊にもなってきています。
そんな根室ですが、幼いころ遊びに行った、何十年経っても変わらない海岸の風景が、何時でも自分を温かく迎えてくれる優しさもあります。
人がいる、ものがあがる(水産物)…島が返還される…ここ根室はまだまだ可能性がある「夢のあるまち」と言えましょう。